「協力はしない。だけど火刑台にも上げさせない」
聖アドリフィス学園——魔法と精霊に守られた名門校。入学式の日、桜色の髪の少女ソフィアは宣言した。「この学園でハーレムを作ってやる!」
彼女は“前世で遊んだ乙女ゲームのヒロイン”に転生したという少女。一方、隣に立つアンジェリクは“親友ポジ”らしいタイムリーパー。
十数回の周回で、ソフィアの死も、恋の成就も、崖下の夜も見届けてきたアン。
アンが選ぶのは剣ではなく段取り。行事を乱さずフラグだけ折り、ハーレム計画と死にルートをまとめて潰すために。
物語は少しずつ軌道を変える。
これは、乙女ゲームの転生ヒロインと親友ポジのタイムリーパーが“選び直す”学園記。崖から遠ざけ、春へ渡すまでの物語。