■落ちこぼれ召喚術士、田舎暮らしで奮闘する
召喚術士を目指すも学院を退学になってしまい、辺境を彷徨っていたら、縁あって農夫をさせてもらうことになった。だが、この世界もそんなに甘いものではなかった。
意気消沈し、何となく召喚陣を描いて気を紛らわせる。
今まで一度も成功しなかったし、成功していたら退学にはなってなかった。
なのに、なぜか今ごろ成功し、召喚されたのは、妹を名乗る人間の女の子だった。
この日から、やりすぎ妹に振り回される俺の日々が始まった……
■試験に挑む召喚術士、王都滞在中も奮闘する
召喚体(妹たち)の安全と、ささやかな田舎の生活を続けるため、師匠との約束もあって国家召喚術士の資格を得ようと王都へ向かう。
トラブルに巻き込まれて臨時収入を得たり、お姫様に滞在中の世話をしてもらったりで順風満帆に思えたのだが、肝心の師匠の姿がない。
その師匠を馬車で迎えに行くことになったのだが、次から次へとトラブルが襲い掛かる。
妹たちに何度も窮地を救われて、なんとか試験を受けることになったのだが……
■田舎の宮廷召喚術士、領主となって奮闘する
雪に閉ざされた領主生活は、とにかく足りないものだらけ。
それなのに、トラブルだけは望んでもいないのに次々と襲い掛かって来る。
さすがに何かが変だとは思いつつも、冬への備えと、冬が過ぎてからの準備に忙殺される。
謎の組織の陰謀を暴き、領内視察を終えて、ミアの開店に向けて王都へと向かった。
そして、ハルキの出生が明らかに……?