ペリエヴァッテ・ヴァーレクスは幼い頃から戦うことが大好きだった。愛しているといっても過言ではなかった。
血が好きなわけではない。人を斬ることが好きなのではない。ただ、ヒリヒリとした緊張感と、戦う相手を制していく征服欲がたまらなく好きだった。
だが、そんな戦いは毎回あるわけでもない。この剣を弾く者、逸らす者、掻い潜る者は少なかった。
忘れられない戦いをしたい。それを求めた果てに己がたとえ死んだとしても、構うものか。
これはそんな男が好敵手に出会う前の話。
処刑人≪パニッシャー≫と行く異世界冒険譚
シリーズ