「嫁に行け?
無理無理、こちとら中身は三十過ぎの無職おじさんだぞ!」
現代で人生を詰ませた三十路の無職おじさんが、雷に打たれて転生したのは1540年の戦国時代。忍びの里の娘・百舌鳥(もず)として生まれ変わった彼は、「今度こそ本気出す!」と決意。現代のトレーニング理論と物理学を忍術にミックスし、十二歳にして里最強のくのいちへと成長してしまう。
しかし、そのあまりの強さと不気味な知恵を恐れた里長から、事実上のクビ(嫁探し)を宣告され、相棒の賢犬・雷蔵と共に放逐されることに。
道中で出会ったのは、後の魔王・織田信長。
「お前、気に入った。俺の『秘密兵器』になれ」
なし崩し的に信長の懐刀(&側室)となった百舌鳥は、現代知識を詰め込んだ多機能装束『不思議ポケット』を駆使し、石鹸、マヨネーズ、さらにはオーバーテクノロジーの回転式拳銃『コルトマムシ』を次々と投入。
さらには、現代から来た「ブラック企業の元CEO」や「ギャグの通じない明智光秀」といった癖の強い転生者たちを相手に、毒ティーポットや「はりがた」を振り回して大暴れ!
いつしか子供たちにも恵まれ、厳しい教育係(柴田勝家ら)をサウナとステーキで骨抜きにしながら、百舌鳥の野望は日本全土、そして世界一周へと広がっていく――。
「信長さん、世界は丸かったよ。あと、マヨネーズは世界を救うね」