太陽神ソルテスの加護による白夜の世界。
黒髪赤眼の娘は、300年に一度、30年の闇をもたらす不吉な「呪い子」の証しだった。
ハヴィルンド王国の王女アリシアは、生まれた瞬間から忌み嫌われ、小さな離宮で幽閉されて育つ。
乳母からも無視され、幼い自分に寄り添ってくれたのは、神官見習いのダリアンだけ。
しかし、そのダリアンにも裏切られ、再び孤独になる。
もう誰も信じない――。
心を凍らせたまま十六歳になったアリシアは、極夜が訪れると、闇の力で父王から王座を奪った。
女王となりすべてを手に入れたものの、どこか満たされない。
そんなある日、国境の領主から盲目の美しい楽師スヴェンを献上される。
警戒するアリシアだったが、なぜか彼からは懐かしい匂いがして……。
叔父フェルトの挙兵により緊迫するなか、明かされる「呪い子」の本当の意味とは?
※呪い子として虐げられ、離宮で幽閉されて育った王女様が、世界を救う聖女となって幸せになるお話です。
※暴力的なシーンがあるので、念のためR15にしています。
※全24話です。一日3回更新予定。(最初はちょっとお堅めです)