辺境の男爵家に生まれた三男“三若”。
剣も魔法も苦手、出世欲もゼロ。
それでも人生を謳歌するため、商人や職人、娼婦たちと手を組み、
気づけば王国の運命に巻き込まれていた――。
野心も野望もないあるのは欲だけなのに、なぜか事態が勝手に大きくなる。家族と家臣に振り回されながら、三若は今日も現実的に生き延びる。
戦乱、陰謀、娼館経営（!?）――
ゆるくて真面目な辺境発の“成り上がらない系”ファンタジー。
『辺境三若記』、開幕。
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