※本作はフィクションです。登場する人物はすべて架空のものです。
企業・団体名が登場しますが、実際の企業活動、株価、関係者とは一切関係ありません。また、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。
北陸新幹線の延伸に伴い、看板特急『なんたか』の運行を失った第三セクター・南越急行。年間十数億円の赤字が発生し、
先人の遺産である手元資金を取り崩しながらの「緩やかな廃線」を待つばかりだった。
事態を打破すべく、元証券マンの財務課長・篠原は、
手元資金300億円のうち210億円を上場直前の半導体大手「キオクシェア」のIPO株に投じるという無謀な勝負を提案する。
社内外や自治体からの激しい批判、一時35億円に達した含み損、社員たちの反乱に直面しながらも、
渡辺社長の退路を断つ決断と篠原の冷徹な市場分析により、チームは忍耐の冬を耐え抜く。
やがて世界的なAI需要の爆発によりキオクシェア株は高騰。狂乱のバブルの中、
最高値の「112
700円」で鮮やかに売り抜けた南越急行は、
実に約2兆250億円という巨額の利益を獲得する。
ただの赤字ローカル線から世界最富裕の金融鉄道会社へと化けた南越急行の、前代未聞の反撃が始まる。