引退した宮廷魔術師に育てられた魔法使いのマーヤー。
彼女の得意とするのは、幻を使う術。
仲間と何度かの冒険を経て実戦の経験を積んだ彼女だが、師の死去に臨み、今までの人生との決別を決意し、1人旅立つ。
目的は、習い覚えた魔法を捨てて静かに暮らせる居場所を見つけることと、記憶の中にある身知らぬ邦の謎を解くこと。
だが、マーヤーを巡って起きる事件は、マーヤーに魔法使いとしての覚悟を促し、マーヤーも魔法使いとしての自分を自覚する。
やめようとしたはずの冒険にいくつも立ち向かい、新たな仲間とも巡り会い、居場所を求めるマーヤーの旅は続く。