地方で病弱に育った主人公は、「誰かの希望になりたい」という思いから医療の道を志す。重い病を乗り越えた自身の経験を胸に、名門医療大学からの合格通知を受けて上京するが、生活環境も人間関係も未知だらけの厳しい日々が始まる。都会でのトラブルや寮生活の戸惑い、専門的で過酷な授業・実習に翻弄されながらも、仲間との出会いが支えとなる。
そして、かつて救えなかったかもしれない少女の記憶が、医療者を目指す理由として彼を突き動かしていく。夢と重責の狭間で揺れながら、主人公は“誰かに光を届ける存在”になろうと成長していく――。