貧しいながらも明るく元気で働き者のセレスティーナは、騎士の兄と平穏な日々を送っている。そんなある日、兄が怪我をした同僚の年配男性を連れて帰宅してきた。骨折に加え、奇妙な魔術にかけられているその男性の世話を、セレスティーナにして欲しいという。
セレスティーナは快く引き受けたが、彼は警戒心が強く少々頑固だった。世話をするのに手を焼くものの……持ち前の前向きな姿勢でセレスティーナは次第に彼の心を解きほぐしてゆく。
やがて掛けられた魔術が解かれて、怪我も治った彼が再びセレスティーナの前に現れて――……
ほんわかした感じの恋愛物が書きたいな~と思って書いた話です。