「お主は何者じゃ!どうして大坂城の地下になど潜んでおった!江戸方の間者なのか」
『間者とな?随分なことを言ってくれるではないか。わらわは魔界の皇族:魔皇姫クレオスじゃぞ!!お主がわらわを呼び出したのであろう』
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『対価は『性別』じゃ!茶々は跡取りの性別を対価として払った。それに対しわらわは、家康を倒す力を与えるということじゃな』
「性別を?」
私が聞き返したのとほぼ同時に、私の体が光りだす。
「な、なんだこれは!?」
『言ったであろう。力を与えるのじゃ。それと、性別の変更じゃな』
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一瞬、鏡の中の自分に見とれてしまう。頭が女子のものになりかけているのか?自分が可愛いことを嬉しく感じる。
『ああ、もちろんじゃ。『フリル付きの黒ドレス』はもちろん、『黒ニーソ』も『黒ヒール』もお主の可愛さを引き立てておるであろう』
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私は目をつぶり、精神を集中させる。そして少しずつ丹田の『力』を羽根に移していく。
『あ、待て!まだ説明が終わっておらぬのに……』
私の体はものすごい勢いで、地下室の天井をぶちぬき、そのまま天守閣までの床と天井をぶち抜いて、城外に飛び出した!