最強の魔王セブと彼の完璧な従者モル。そしてこの二人の主従関係に激しく萌えているオタク、由紀。
ある日由紀が目を覚ますとなんと魔王セブになっていて……!?
「これって所謂異世界転生ってやつですか!? セブの魂どこ行った!?」
パニックを起こすセブ(由紀)を心配して声をかけるモル。そのビジュの良さにボタボタと鼻血を垂らすセブ。
「顔がいい。近い。致死量の美」
由紀は思った。壁になりたい。私は推しとイチャイチャしたいんじゃない。推しと推しがはぐくむ関係性を見ていたいんだ。
そしてモルが忠誠を誓うのは私じゃない。セブだ。つまり今のこの状況は完全に解釈違いなのである。
これは推しの魂を取り戻そうと奮起するオタク魔王が自身の死亡ルートを回避し、推しに身体を返し、尊い二人を末永く見守る壁となるため真エンドを全力で創り上げていく物語である。