※インターネット上最大の謎とも揶揄される実在する暗号《Cicada
3301》を題材にした暗号ミステリーです。
──2012年1月4日、世界中の天才たちに、1つの挑戦状が届いた。
「こんにちは。我々は非常に知的な人々を探している」
インターネット上に突如現れた、1枚の画像。
それは、暗号、数学、文学、情報技術など、あらゆる知識を要求する謎の暗号にして、インターネットの歴史上、最大の謎とも呼ばれる《Cicada
3301》の始まりだった。
誰が出題したのか。何のために優秀な人材を探しているのか。そして、すべての暗号を解いた先に何が待っているのか。
東京都内に暮らす天才高校生、相沢透(あいざわ
とおる)は、ある日、偶然見つけたCicada
3301に興味を持ち、暇つぶしのつもりで最初の暗号に挑む。
やがて、その類まれな解読能力は、国境を越えて集まった研究者たちの目に留まる。
画面の向こうで広がっていく、もう1つの世界。
世界各国の各分野の天才達が暗号の答えを追い求めるなか、透は次第にある疑問を抱き始める。
そもそも、なぜこれほど複雑な方法で、答えを隠す必要があるのか?
これは、単なる選抜試験なのか?
それとも、解読者にしか辿り着けない、何かが隠されているのか?