大好きだったアニメ『聖女の陰に隠れた月』の世界に転生してしまった幸優。
けれど、転生先は思っていた世界ではなかった
待っていたのは――氷の第1王子ベネディクトに処刑される運命の悪役令嬢・フェリシアだった。
まさか処刑の日に転生。
原作の結末を知る幸優は決意する。
「なら、私が運命を変えればいいんだ」
空気を読まない天然発言。
前世のオタク知識。
そして、誰よりもフェリシアを幸せにしたいという想い。
貴族らしくない行動で周囲を振り回しながらも、幸優は少しずつ本来崩壊するはずだった人間関係を変えていく。
冷酷だったはずの王子は笑うようになり、
疑っていた第2王子は本当の想いに気づき、
止まっていた運命が静かに動き始める。
――これは、
悪役令嬢を救うため、“フェリシア”として生きた少女と、
そんな彼女を愛してしまった王子の物語。
最後に選ばれるのは、運命か、それとも――別れか。