プロローグ -1-
「妖怪」
それは現代においては想像上の産物であり、存在を信じる者は今やほんの一握り、現代は科学の時代、大部分の者はオカルトと断じるだろう。
しかし、未だ解き明かされない事象は数多く存在する。それを昔の人々は「妖」として身近においていたのかもしれない。
ー『刀士』ー 人の身において人ならざるものを滅するものあり
彼等は遥か悠久より人々を守るために妖を討ち果たし、陰ながら人々を守って来た。時は戦国、歴史の表舞台では日本一統が大詰に差し掛かっていた頃。しかし、その裏では苛烈に、儚く己が命と魂を焦して刀を振るう者達、『霊迅衆』がいた。