【一万PV突破】
レイフォード・アーデルヴァイトは、王国最東端の領地を持つアーデルヴァイト伯爵家の次男である。だが、彼には誰にも知らない特異性があった。それは、朧気ながらも『他者の記憶』を持つこと──すなわち、所謂『転生者』という存在であるということだ。今生きる世界とは、異なる世界で生きた青年の記憶。それがありながらも、レイフォードはただの子どもとして生活していた。
しかし、五歳になり、王国伝統の儀式である『祝福の儀』を受けたことで、レイフォードのからだは変質してしまう。気絶から目覚めたとき、少年が告げられたのは、『余命二年』という残酷な現実だった。
数日後、打ちひしがれる彼の元を、とある少女が訪れる。それは、運命の出会いの日であり、レイフォードが生きる希望を見つけた日であり、一生をかけて果たす約束を誓った日であった。