——これは呪いか、それとも祝福か。
篠宮涼介は、人を”魅了する力”を持っていた。
男女問わず、彼の影響を受けて周囲の人間関係は歪んでいく。
男たちは無意識に嫉妬や苛立ちを募らせやがて無視するか排斥する。
女たちは静かに、しかし確実に彼に執着し狂っていく。
——その異常性に、彼自身は気づいていた。
「俺がいるだけで、人間関係が壊れていく。」
彼にそれを制御することはできなかった。
だからこそ彼は逃げた。
芸能界を捨て、名声を捨て、“篠宮涼介”という存在すらも捨てようとした。
だが、その力はどこにいても彼を追い詰める。
“魅了”という呪いに抗いながらも、彼は選ぶ。
本当の自分を取り戻すために。
愛憎が交錯する中で、彼が選び取る未来とは。
※
1日1〜3話投稿する予定です。
※色々と業界が出てきますが、業界の事は詳しく分からずあくまでフィクションという事で宜しくお願いします。