人知れず森で育てられたウィンター王国の王女リゼは、「血濡れの皇帝」と恐れられる隣国の皇帝ルーファウスへ献上する駒として、ウィンター王城に連れ戻された。
妃教育の一環だからと城中の者から手酷く虐げられたリゼは、すっかり人間不信となり、心を閉ざしてしまう。
そして、半ば母国に売られるように隣国へ嫁いだリゼは、自由を得るために、あえてルーファウスに気に入られず、いずれ城から出ていこうと画策する。
しかし、リゼの思惑とは裏腹に、気づかぬうちにルーファウスの寵愛を受けるようになり――?
一方、帝国で開かれた妃のお披露目会で、久しぶりにリゼに再会したウィンター王家は、相変わらず侮蔑の言葉をリゼに向けていた。リゼを売り飛ばした彼らには、悲惨な最後が待ち受けているとも知らずに。
※全38話+幕間7話(執筆済み)