二十年前、「偽聖女」「悪女」の汚名を着せられ、王都を追放された元侯爵令嬢ミーナ。
すべてを失った彼女を救ったのは、辺境の優しい人々だった。
今では薬草を育て、冒険者ギルドへポーションを納めながら、のんびりと暮らす毎日。料理は苦手だけれど、ご近所さんに助けられ、穏やかな幸せを手に入れていた。
そんなある日、瀕死の青年キーランを助けたことから、静かな日常が少しずつ変わり始める。
彼は住み込みで働き始め、庭を整え、料理を覚え、誰よりもミーナを大切にするようになる。
一方、王都でミーナの価値を知る人たちが動き出していた。
王族、そして彼女を陥れた人々――
それぞれの思惑が辺境へ向かう。
ただ静かに暮らしたい聖女と、彼女を何ものにも渡したくない青年。
彼にも、決して明かせない秘密があった。
「
辺境に追放された聖女を黒髪の青年は守りたい」のリメイク版です。
自分が編集者になったつもりで、書き直しました。