剣も魔法も使えない総務課長代理が、
崩壊寸前の異世界ギルドに放り込まれたら?
ブラック企業で鍛えられた社畜スキルしか持たない俺は、
気づけば冒険者ギルドへ『出向』していた。
モンスター討伐では役に立たない。
派手な魔法も使えない。
だが――
書類の山と、破綻した業務フローなら見覚えがある。
必要なのは『剣』でも『魔法』でもなく、
仕組み・段取り・改善。ただそれだけだ。
小さな改革を積み重ねるたび、
機能停止していたギルドは少しずつ息を吹き返していく。
――そして気づけば、
誰もが俺を“救世主”と呼んでいた。
戦わずに異世界を救う、業務改革ファンタジー。
※カクヨム同時掲載