かつて戦場を震撼させ「死神」と恐れられた最強の傭兵、シフォン。
見た目12歳のエルフである彼女が、10年の隠遁生活を経て送り込まれたのは、お淑やかな令嬢たちが集う「聖リリウム女学院」だった。
軍人の娘として静かに「おやつ」を享受する日々を望んでいたシフォンだったが、ひょんなことから次期国王候補・アリアの暗殺計画を知ってしまう。
「面倒事は嫌い。私はお菓子が食べたいだけ」
冷たく切り捨てようとしたシフォンだったが、学園で提供されるデザートの前にシフォンの甘味欲がそそられる。
この甘美な世界を守るためなら、軍隊の一つや二つ、潰してあげても構わない――。