王都で「史上最低の悪女」と恐れられる伯爵令嬢、エリザベート・フォン・ブラィエンシュタイン。癇癪持ち、傲慢、使用人泣かせ、女の敵――社交界の悪評は枚挙に暇がない。しかも国一番の才覚と名高い第四王子を色仕掛けで落としたと噂され、貴族令嬢たちの嫉妬と憎悪を一身に集めていた。
だが真実はまるで違っていた。毒舌も冷淡な態度も、すべて理由のある、超・不器用な令嬢だった。そして彼女の屋敷には、そんな真実を知ってしまった使用人たちがいる。彼らはお嬢様を神のように崇める狂信的ファンクラブ、通称『親衛隊(レギオン)』。今日も今日とて、お嬢様を傷つける者たちを勝手に掃除し、陰謀も恋敵も根こそぎ処理していく。
※なお、お嬢様本人は何も知らない。
悪女と恐れられる孤高の令嬢と、忠誠心が行き過ぎた使用人たちのほっこり(?)生活の日常。