【木刀おっさん聖騎士の無自覚無双物語】
~今日も木刀を10000回素振りする。いや、これじゃまだまだ足りない~
聖女と聖騎士がおこしたといわれるルハルト王国。
王国は聖属性魔力をもつ聖女のみが使える力【浄化】で、魔物の増加を防ぎ繁栄してきた。
そんな国の要となる聖女を命を賭して守ってきたのが、聖騎士である。
そして聖女や聖騎士などとは全く無縁のド田舎に住む、おっさんボクレン。
おっさん魔の森でずっと木刀を振り続けていたら、この歳になってしまった。
死んだオヤジに叩き込まれた木刀振りと、たいしたことのない普通の魔物を叩き続ける日々。
そんなおっさんに転機が訪れる。偶然助けた少女セシリアの願いで、王都までの護衛を引き受けたのだ。
無事王都に着き、仕事完了~久々にバイト代はいったから、エール飲めるぞぉ。とおもいきや……セシリアに聖女学園まで連れていかれるおっさん。
「なにここ? 右も左も聖女まみれなんだが……」
「ふふ、ボクレンさん。あなたには私の聖騎士になってもらいます」
「はい? ただのおっさんに、なに言ってんの?」
これは、ド田舎から出てきたおっさんが聖女のたまごであるセシリアを救い、木刀ふって無自覚に無双してしまう物語。
※本作は、カクヨムで先行公開しております。