乙女ゲーム内で、極悪な令嬢として転生した霧島ゆり。
ゆりは自身の転生した、悪役令嬢ユリエラ・ソルナインの数々の悪行を知り、罪悪感に圧し潰されそうになっていた。
そんな追い詰められる霧島ゆりを助けてくれたのは、街のモブキャラたちの優しさ。
そして従者である彼の眼差しだった。
悪役令嬢ユリエラの事を知らない一般のモブキャラたちは、ゆりに普通に接してくれて、その輪の中に入れてくれた。
霧島ゆりは悪役令嬢として生きながらも、みんなの優しさに心を震わせて、凶悪な生活習慣を少しずつ改善してく。
けれど悪役の生活改善を、「ゲーム世界」は快く思わないようで~。
これは悪役キャラとしての破滅のストーリーを何とか回避して、霧島ゆりがハッピーエンドに、たどり着くまでのお話です。