予定調和は誰のもの?【第二幕開始しました】
「私たち……お付き合いしているのですわ!」
まさかのお付き合い宣言(偽装)で断罪を回避したリリエルとローザ。
ゲームも強制力も終わったはずの世界なのに、相変わらずリリエルは「可憐な聖女」として扱われ、周囲の勘違いはインフレしていくばかりで…!?
そして明かされる、断罪劇のもう一つの裏側。
「自分は物語の外側から見ている」と信じていたのに、自分こそ思い込みに縛られていたことに気づいてしまう。
――これは与えられた舞台か、それとも私達の「本当の」物語か。
【1幕あらすじ】
「私たち……お付き合いしているのですわ!」
良くある断罪劇で聖女が放った爆弾宣言。
そのセリフに至るまで──彼女たちに何が起こったのか?
転生聖女リリエルは知っていた。
この世界は乙女ゲームで、抗えない“強制力”に支配されていることを。
だから、もう諦めていたのに――
学園で出会った悪役令嬢ローザリアは、ゲームとはどこか違っていて。
ほんの少しの期待と、それを裏切るように容赦なく襲いかかるイベントの数々。
リリエルは強制力に縛られた世界で何を掴むのか。
舞台みたいなこの世界の裏側で、リリエルは”現実”を、一つずつ選んでいく。