仕事を減らしたい。できれば、騎士団長も辞めたい。
東ロンバルディア騎士団領で騎士団長を務める若き騎士、レオンハルト・ヴァイス。
野心も出世欲もなく、望んでいるのは少しでも仕事を減らして休むこと。
だが、問題が起これば解決し、人手が足りなければ仕組みを整え、面倒な仕事も文句を言いながら最後まで片づけてしまう。
その結果――
「レオンハルトなら任せられる」
仕事を減らそうとするほど評価され、辞めたいと思うほど役職が増えていく。
本人が欲しいのは、昇進ではなく休暇だけ。
騎士や書記官、少し変わった仲間たちに囲まれながら、本人の意思とは逆方向へ評価と役職だけが積み上がっていく。
辞めたいのに辞められない。
休みたいのに仕事が増える。
若き騎士レオンハルトの、異世界騎士団お仕事ファンタジー。