母が安産を祈願したのは、実は"安眠"の神だった……!
気づけば寝てる――俺、秋目垂(あきめすい)は、生まれつき強烈な眠気と戦う人生を送ってきた。
面接中に寝落ち、初デートで爆睡、ついに仕事もクビ。
そして眠気に負けたその瞬間、異世界へ転移!
異世界に転移した俺を待っていたのは、不眠が原因でモンスターが生まれる呪われた世界。与えられた「睡眠の加護」はポンコツで、しかも寝床はノミダニだらけの藁布団!
さらに労働は16時間、休憩ゼロ。みんな、寝ることすら忘れて働いてる!?
「この環境じゃ、まともに眠れねぇ!!」
ブラックすぎる世界に安眠革命を起こすべく、俺は立ち上がった。
快眠マットを自作し、労働時間を8時間に短縮、ついでに職場も昼寝導入。
働き方と眠りを整えれば、世界だってきっと変えられる!
「今すぐ寝てくれ!」「君が熟睡すればラスボスが倒せる!」
戦場のど真ん中でふかふかベッドに寝かされる俺、何この状況!?
眠れば眠るほど世界が救われる!
これは、安眠の神に愛された主人公が、眠りで人も世界も癒す話。
※本作の雰囲気を気軽に知りたい方へ:
クライマックスまでを描いた短編
『母が安産を祈願したのは、実は"安眠"の神だった件〜ラスボス討伐条件は睡眠の加護を持つ俺が勇者の隣で熟睡すること!』も公開中です。
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