「おやっさん……ヒーローって仕事はホント、ままなりませんなァ」
かつて悪の組織で「最強の怪人」と呼ばれた男"タチバナ・ソウキチ"は、
改心しヒーローに転身するも命を落とした。
その呪いにも似た力を継承したのは、
愛弟子であり彼自身も怪人になるハズだった青年"ホンゴウ・ユウト"。
「師匠の遺志を継ぐ」
口で言うほど、ヒーローの道は美しくはない。
狂気でも塗り潰せぬ罪の意識、
正義に生きた"鏡像"の如き戦士との歪な関係……
そして避け得ぬ最悪の「悲劇」がユウトに迫る。
この物語こそは、死神の力と座を受け継いだ男が、
自らの足で生きながらに地獄へと歩を進める、暴力と再生の英雄譚なり。
——師匠、どうも俺じゃあなたほども"強く"などなれそうにありませんや