乙女ゲームの“悪役令嬢”セシリアに転生した私が最初に気づいたのは、断罪イベントの恐ろしさ…ではなく、冤罪イベントの台本が穴だらけだという事実だった。
証拠の提出時刻がない、受領番号がない、閲覧記録もない。これで有罪にできると思ってるの、雑すぎない?
なら、私がやることは一つ。
拍手と雰囲気で人を裁かせないために、先にルールを決めて、記録と書類で固める。
「あとで書くと“言った言わない”になります。だから今ここで書きます」
次々と潰れる台本の穴。焦る黒幕。ざわつく会場。
そして、最初は冷徹に見えた王太子レオニスが、いつしか私の“確認”を求めるようになっていき…。
冤罪をひっくり返し、王城の運用まで整えてしまう悪役令嬢の、明るめコメディ&ハッピーエンド!