※完結まで執筆済み
時は大正、帝都。
縁の糸で吉凶を判断する特殊な家系に生まれながら、悪縁ばかりを引き寄せる疫病神であった桜子。
凍てつく冬の日、望まぬ婚姻を結ばされそうになった彼女を救ったのは、太刀を佩いた黒づくめの男・巽(たつみ)であった。
桜子がとある力を持つと知ったとき、巽はある取引を持ち掛ける。
「気持ちで恋する、か。ええ響きやな」
全てを縁の良し悪しで決める世界で、この出会いは本当に良いものなのか。
冬籠りのように閉ざされた疫病神が、ひとりの男性と出会い、恋の花開く春へ向かうまでの和風シンデレラストーリー。