「こうして俺は15年間、異世界ペルボリアスで冒険をしてたんだ」
場所は閑静な病室の中。
頭に包帯を巻いたおじさん、藤増誠《ふじますまこと》は熱心な口調で姪っ子に語った。
軽トラックに追突され15年間、昏睡状態にあった彼は、頭がおかしくなったのだと疑われ脳の検査を受けることに。
しかし誠は姪の前で実際に「魔法」を使ってみせる。
彼の言うことは本当だった。
彼の魂は実際に異世界へ転移し、そこで様々な武器、魔法、スキルなどを習得し、この世界へと帰って来たのだ。
姪っ子の陽菜(ひな)はこれをチャンスと見る。
「おじさん、ダンジョン配信やろう! 絶対数字伸びるから!」
こうして藤増誠(31)は、引きこもりJKの陽菜に促され現代ダンジョンへ入ることに。
ところが彼は知らなかった。
異世界で魔王を倒した自分の実力が、この世界の基準では伝説クラスの扱いを受けることになることを――
これは異世界から帰還したアラサー無職が、やがて神配信者となり、ハーレムを築く物語。