薬師のクレアは森で重傷を負った大きな狼を見つける。
家に連れ帰って治療をすると、狼は回復していった。
一人で森に住んでいるクレアは、狼に懐かれて癒され愛着を深めていくが、完治したら野生に返さなければならない、と寂しさを抱えていた。
狼が完治して、一緒に過ごす最後の日に狼にキスをされた。
狼は獣人の国の第二王子バルドだった。
獣人は愛する人のキスで人になれ、生涯に一人の人だけを愛する種族。
狼の可愛さと人の情熱的なギャップに戸惑うクレア。
クレアとバルドが心を通わせ、支え合って共に歩んでいく物語。