短編版をもとにした全4話版です。
婚約破棄の夜。
王太子アルベルトは、公爵令嬢エレノアとの婚約破棄を宣言し、真実の愛に生きると告げた。
そして、その場で次の婚約者として指名されたのは、子爵令嬢リディア・モルガン。
けれどリディアは、殿下を愛してなどいなかった。
笑ったのは礼儀。
手紙に返事をしたのは圧力。
手を取ったのは、放してもらえなかったから。
婚約破棄された令嬢と、次の婚約者にされた令嬢。
本来なら敵同士にされるはずだった二人は、その場で初めて同じ側に立つ。
王太子の言う“真実の愛”は、本当に真実だったのか。
誰かに決められた役を拒み、自分で選ぶ権利を取り戻す、四話完結の物語。