戦場で一騎討ちに臨んだ女騎士ティアニーダと、敵軍のアレクシア。
翌朝目を覚ました二人は、同じ寝台の上にいた………互いに全裸のまま。
(――やっちまった…)
大陸歴1312年。
オルターニア王国は、突如隣国ノイマール王国の侵攻を受けた。
国境線を突破されたオルターニア王国は、軍を発して迎撃に動く。
南部戦線ではオルターニア王国伯爵バイルエイン家を中心とする諸侯の私兵団が会戦に勝利し、敗走するノイマール軍を追撃していた。
国境に連なる山地の隘路において、バイルエイン家の軍勢は、敵の殿軍と遭遇する。
数で勝るバイルエイン軍は、決死の覚悟を固める敵と睨み合い、戦線は膠着。
そんな状況で、互いの兵を守りたいと願う二人の女騎士、ティアニーダ・バイルエインと
アレクシア・ノーフォートに唯一残された手段――それが一騎討ちだった。
剣を交え、心を交わした彼女達は、やがて拡大する戦火に飲まれていく。
戦いの果てに、二人は何を選び、何を手放すのか――
責務と現実、戦争と命、政治と正義の境界で紡がれる叙情戦記
***現在、カクヨムで細部修正・加筆版を連載中!***