魔術を持って依頼をこなす民間会社。オカルトや怪異に対して魔術を持って対処をしていく。社長である化野業はルーン魔術を使う魔術師であり、社員たちは社長のもとで様々な依頼を解決していた。 魔術師という存在は世間的に空想上の生き物と誰もが知っている現代社会で、人に紛れながら活動する魔術師たちのお話。魔術師が時代とともに変化をすれば、怪異やオカルトも時代と共に変化していく。
悪魔喚起術師、呪術師、ケルト魔術を使う魔術師から妖怪、都市伝説、各地の神話までごちゃ混ぜサラダボウルのような日常をお楽しみください。
※作中に出てくるオカルトは資料を調べてから書いてあります(名前だけ使った別のものにならないように気をつけています)
※気になる単語があれば調べてみるとより一層楽しめると思います!
第一章
猫探しから都市伝説調査まで幅広い仕事を魔術を使って熟している会社があった。仕事が暇だからとアルバイトの葛城空穂は簡単な依頼を見つけ、渋る社長を振りほどき一人で調査に出かけてしまう。社長が様子を見に行くと、鏑木空穂の頭は何者かに食われ、路地裏に横たわっていた――。
※登場する団体、個人、事柄、名称などはフィクションです。現実の元は異なりますのでご了承願います。