私の名前は遠藤美怜。二十五歳、普通のOL。両親と弟三人、双子の妹二人という大家族の長女として、毎日仕事に家事に弟妹のお世話にと忙しく暮らしている。
ある日、少し早めに出勤したら、なんとストッキングが伝線!ツイてないわ……と職場のあるビルの1階にあるコンビニへ行こうと、エレベーターに乗った時。
(違う、浮いてるんじゃない、落ちてるんだ)
「きっ、きゃあああああ!」
あえなく命を落としてしまう。
そして転生した先は、――なんと異世界!?
今世の私は、ミレーヌ・シャルリエ。なんと貧乏子爵令嬢だった。前世の優しいけれどのほほんな両親とはまるで違う、毒親のお手本のような両親の元で、成人する十六歳までの辛抱だと、こき使われながら暮らすことになる。
そして十六歳の誕生日を目前にして、私は運命の出会いを果たす。
「お、ねぇちゃん、だれ?」
(うわぁぁぁ!
この子、すっごくかわいい……!)
両親を亡くし、引き取られた親戚の家で辛い思いをしているというクラリス、四歳。私たちは翌日、共に家を出ることを決めた。そうして二人きりでの旅が始まる。
偶然出会った隣国の王太子、シャル(十二歳の天才少年!)と仲良くなり、働き口を紹介してもらったのだが!?
「あ、今日の朝食はピーマンたっぷりピーマン炒めにしようかなー」
「……絶対にやめろ」
イケメン冷徹公爵、アドルフ様(二十二歳)の専属侍女として、セルヴェ公爵邸で働くことに。
「じゃあ、いっしょにがんばろうね、おねぇちゃん。がんばるぞー!
えいえいおー!」
わかりにくいけど実は優しいアドルフ様の元、クラリスと一緒に持ち前の能力を発揮して、職場改革いたします!
アドルフ様のお世話だけでなく、秘書的な手伝いをしたり、宝石が採れなくなってしまった村を救ったりして楽しく暮らしていたのだけれど……?
「ミレーヌはまだ見つからないのか!」
私が出て行った後、困った毒親……いや、両親が私を連れ戻そうと画策してきて!?
「――私は、私を大切にしてくれる人たちと一緒にいたいんです。あなたたちは、そこに含まれておりません」
両親との決別し、私は私の幸せを見つける。
私の大切な人たちと一緒に。
***
これは、転生した大家族の長女が、異世界で毒親の呪縛から逃れ、天使なちびっこや天才少年な王太子、イケメン公爵様たちと幸せになるお話。
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どうぞよろしくお願いします!