「魔女め!
火に焼かれて、その穢れた魂を浄化するがいい!」
聖女として十年、身を削り国を支えてきたリアナを待っていたのは、最愛の婚約者・エドワード王子の裏切りと、火刑台という残酷な結末だった。
義妹エルナに「聖女の手柄」を全て奪われ、身に覚えのない呪いの罪を着せられたリアナ。燃え盛る炎の中で彼女が悟ったのは、あまりに無慈悲な真実と、これまで捧げてきた献身の虚しさだった。
(ああ、私を魔女と呼びたいのなら……望み通り、本当の魔女になってあげるわ)
死の直前、リアナの魂は深淵に眠る『魔王アスタロト』と契約を交わす。
漆黒の炎と共に処刑台から消えた彼女は、もはや救いを求める聖女ではない。
美しくも冷酷な**「復讐の魔女」**として、地獄から舞い戻ったのだ。
一方、リアナという「真の守護者」を失った王国は、急速に崩壊を始める。
枯れ果てる大地、止まらない疫病、そして失われる奇跡……。
「戻ってきてくれ!
君がいなければ、この国は終わりなんだ!」
「お姉様、助けて!
私、こんなはずじゃなかったの……っ!」
今さら流される涙も、謝罪も、全てはもう遅い。
最凶の魔王に溺愛されながら、魔女は優雅に微笑む。
「復讐劇の幕は上がったばかりよ。……さあ、地獄のダンスを続けましょう?」
これは、全てを奪われた聖女が、最凶の魔女となって自分を捨てた全てを蹂躙する、残酷で爽快な逆転ファンタジー。