転生した先は、中世末期によく似た美しき西方の大地。
そして冒険者や魔術士が活躍する、剣と魔法の世界だった。
銃乱射テロに巻き込まれ、不運にも命を落としてしまった霧島隼人。
死後干渉してきた『創造主にして観察者』によって使命を託され、ノア・アルヴェーンとして転生を果たす。
時は聖歴1616年11月。
この異世界転生物語はノアが幼少期、傭兵崩れの大盗賊団によって両親を殺害され、血の繋がらない妹セシルと共にAランク冒険者『黄昏の梟』に迎え入れられるところから幕を開ける。
強く優しい冒険者達に見守られながら成長していくノアとセシル。
徐々に思い出される前世の記憶や知識。
ノアは転生者として疑問に思うのだ。
『この世界はどこにあり、転生とは何なのか?』
十二歳でサンクリッド王立学院に招かれると、彼を慕う聖女や貴族令嬢、大商人の娘、双子のハーフエルフ姉妹らと共に、『この世界を導く』ための長く困難な戦いが始まった。
そして物語は<四章>王都躍動編に突入。
主人公ノアと王家近衛騎士団との確執によって、王宮を舞台にした騒乱へと発展していく。
さらに侯爵家令嬢婚礼に待ち受ける陰謀による悲劇を、回避する事が出来るのか⁈
真の賢者へと成長をみせるノア・アルヴェーンと、彼をひたむきに支える七人の乙女達が、エレンシア大陸を舞台に繰り広げる、エピック・ファンタジーここに開幕!