魔術師の育成機関『アルケミス魔法学院』に通うアルフレッドは、魔術師にとって致命的な「片腕がない」というハンデを抱え、同級生から蔑まれる日々を送っていた。
しかし、それは彼の仮の姿。
彼は学院の禁書すら読破した超一流の魔術師であり、ある目的のためにその実力を隠していたのだ。
そんなある日、クラスメイトのクレアが窮地に陥っている場面に遭遇したアルフレッドは、ついにその隠された牙を剥く。
圧倒的な力でいじめっ子を返り討ちにしたことで、彼の退屈な日常は終わりを告げた。
彼の秘密を知る謎の上級生、そしてかつて『××を殺した』とされる一族の末裔という、自身の呪われた血筋。それらが全て彼に襲いかかる