三百年前、史上最強最悪と恐れられた魔王リーゼロッテは、神々の暇つぶしとして設計された〝魔王システム〟に支配される世界に疑問を抱いていた。
このシステムは、魔王と人間の勇者たちを永遠に戦わせ、世界の命運を賭けた娯楽を提供するものだった。リーゼロッテはシステムの不具合を突き、神々に直接反旗を翻す。神々に痛手を負わせるほどの激戦を繰り広げるが、結局敗北し、死亡判定を受ける。世界は名も無き勇者に魔王が討たれ平和になったと吟遊詩人たちが歌い讃える。
しかし、リーゼロッテは生き延びていた。その結果、魔王システムは正常に動作しなくなり、世界は一時的な平和を迎える。神々の使徒たちは、魔王四天王の一人を新たな魔王に据え、システムの仮復旧を図っていた。
一方、リーゼロッテはチカラの大半を封じて、魔物も少ない平和な辺境の街で、魔王四天王筆頭のカエデと共に、ひっそりと道具屋を営んでいた。道具屋の日常は穏やかだが、仮復旧されたシステムの影響が辺境にも及び始める。
新魔王の出現、魔物や迷宮の活性化、冒険者や認定勇者たちが闊歩し活気付く活気付く街々、そして神の使徒の影。
リーゼロッテは道具屋として、ヒト族を支援して神々への嫌がらせを趣味として、スローライフを堪能する道を選ぶのだが——ファンタジー×スローライフの異世界ストーリー。
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不定期更新で、月一回くらいは投稿していきたいと思っています。頑張ります、きっと、たぶん。
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