前世では楽しく高校生活を送っていたはずが、前に読んだ小説の世界へ転生していた。
しかも転生先は、物語の悪役令嬢・ミラリスだった。
このままでは17歳の秋に断罪され、処刑されてしまう。それを避けるために、目立たず静かに生きると決めたはずなのに──。
なぜか私だけが“魔法”を使うことができて!?
目立たないとか絶対ムリ……!
さらに、小説の展開を早めてしまい、物語は予想外の方向へ進んでいく。
「俺はこの5年間、毎日思い続けていたんだから……」
そして、もう一人の悪役であるはずのジルベールは、なぜか私に執着し、距離を縮めてくる──!?
「俺から離れては絶対にダメだ」
「……もう、止まれなくていいのか?」
小説の設定通り愛が重すぎるジルベールはミラリスを逃がさない!
なぜミラリスだけが魔法が使えるのか?そして、小説の中の寿命を越えて長く生きることはできるのか?なファンタジックラブストーリーです。
本編は、4月5日に完結いたしました。不定期に番外編を投稿する予定です。