自分の尊厳を守ること。
誰かと対等に向き合うこと。
他者との関わりの中で、人は赦しと救いを得られるのか──
国内最高峰の魔法専門学校を首席で卒業したソナ・フラフニル。
彼女が国家公務員新入職員として初めて配属されたのは、“掃き溜め”と馬鹿にされる西部遺跡管理事務所の総務係。
しかも新人の彼女の教育係は、魔力を一切持たない謎めいた青年、カギモト・カイリだった。
魔力の無い者──“杖無し”が差別を受ける、魔力至上主義の世界。
“杖無し”に深い怒りと憎しみを持つソナと、“杖無し”であることを卑下することなく飄々としたカギモト。
相性は──最悪。
2人は協力しながらすれ違い、傷つけ合いながら手を取り合う。
※本編は一旦完結しており、短編の形でその後のストーリーをいくつか投稿しております。
(完結済にはしません)
※カクヨムさまでも順次掲載。
※差別や偏見を扱っています。ご注意ください。
※基本的にシリアス、重めの内容です。文体もあまりライトではないと思います。
※スローペースで進みます。早い展開が好きな方には合わないと思います。
※ファンタジー設定ですが魔法少なめです。派手なバトルなどない予定です。
※レベル、ステータス、スキルなどありません。
※公務員設定ですが、想像で作り上げた部署なので、公務員はこんな業務やらないだろ、と思ってもご容赦ください。