十九歳の誕生日。ラルム・フローディアの運命は、大きく動き始めた。
幼い頃から想い続けてきた青年・アドリアンには婚約者が現れ、失意の中で故郷を離れたラルムは、帝都アマドールで新たな人生を歩み始める。
そこで出会ったのは、冷静沈着で謎めいた帝都の騎士・レオ。
なぜ彼は、自分を見つめるのか。
なぜ彼と出会ってから、不思議な出来事が次々と起こるのか。
そしてラルムはまだ知らない。
胸元で静かに輝く一粒のエメラルドが、千年の時を超えて受け継がれてきた「アマドーラの雫」であることを――。
運命に導かれた少女が、帝国の未来を変えていく。
火と水、宿命と愛が交差する、王道ファンタジーロマンス。