『無能王子、東の塔で神霊を得る』
十歳の魔力測定の日。
第一王子レオンハルト・フォン・アルディアは、
王族でありながら“魔力ゼロ”と判定された。
その瞬間、家族の愛も、婚約も、地位も、未来も全て奪われる。
無能王子。
王家の恥。
出来損ない。
侮蔑の果てに幽閉された先は、
王城東端にそびえる忘れられた塔――東の塔。
絶望の中で生きる少年が見つけたのは、
塔の最奥に眠る秘密の部屋と、古代から残された神の遺産だった。
炎、水氷、風雷、光闇。
四柱の神霊と契約し、
世界に存在しない“神力”を手にしたレオンは決意する。
王子レオンハルトは、東の塔で死んだ。
これから生きるのは、
偽名レイ・ノクトとしての新しい自分だと。
かつて自分を見捨てた王都へ戻り、
裏社会を支配し、秘密組織《暁の夜》を結成。
さらに平民として王立学園へ潜入し、
元婚約者、腹違いの弟王子、腐った貴族たちと再会する。
これは――
全てを奪われた少年が、
最強の力と最強の仲間を得て、
世界ごと奪い返す物語。