2010年 妊娠した高校生が、学校生活を継続できるように設立された「桔梗学園《ききょうがくえん》」は、生まれた子供もみんなで育てる女生徒のための学校だった。設立したのは五十嵐三姉妹。彼女たちの目的は一見、少子化対策と男女雇用機会均等などの社会問題の解決のようだが、真の目的は?
物語の始まりは「桔梗学園」設立から18年経った2028年。一期生の子供達が18歳になって社会に旅立つ頃、学園の運命を変える6人の生徒が入学してきた。学園に初めて迎え入れる3人の男子高校生と、閉鎖的だった学園を外に向けて開こうとする3人女子高校生。
やりたいことは何でも許可する学園長のもと、体育祭や修学旅行など自力で企画運営。妊娠していても、出産しても学園生活をエンジョイしていく。しかし、彼らの楽しい生活に忍び寄る悪の集団。その上、大震災に富士山噴火が襲いかかる。それでも恋も友情も止められない。
悩み多き男性諸君を、逞しい女性陣が引っ張って、繰り広げるハラハラ、ドキドキの近未来を舞台にした青春学園物語。