【目覚めた時、俺は“空白”だった。かつていたはずの中心都市は、地図から消滅していた。】
記憶を失った天才研究者リュークは、滅びの村で、己の存在すら記録されていない“異端”として怯えられる。
頼れるのは、無意識の手際と、村の祠に残された**「封印破り」の黒い灰だけ。
これは災厄ではない。誰かが真実を隠すため、意図的に世界を改ざん**した痕跡だ。
真相を追う中、彼は**《メモリーバンク》に目覚める。
世界の観測網の外側に封じられた“失われた記憶層”が、彼の内側で目を覚ます。
忘れられた術式や量子魔法が蘇るたびに、真実に近づいて行く。
消された都市。改ざんされる歴史。そして空から見下ろす者の視線。
虚構を剥がすか、自己を失うか。
失われた温もりと自分の“存在の証し”のため、リュークは世界の常識の外側を進む。
――観測が歪み、記録が裏返る異世界量子SFダークファンタジー。
※カクヨム様でも同作を投稿しています。
旧タイトル 【メモリーバンク:量子の魔法が世界をかえる】