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取得日時> 2024-05-01 20:39:02
DYRA ~村が焼かれて家がなくなったので、「死神」と呼ばれた美女と両親捜しの旅を始めた話~
 片田舎の村に住む少年タヌ。ある日、村が謎の集団の手で焼き討ちに遭い、さらに人喰い狼にも襲われる。逃げ遅れて絶体絶命の危機に陥ったとき、青い花びらを舞わせながら蛇腹剣を手にする謎の美女DYRA(でぃら)に助けられ、九死に一生を得る。彼女はRAAZ(らーず)という男を捜しており、この村のある家へ行くようにと書かれた手紙に従って来訪したという。行く先は奇しくも、唯一焼き討ちを免れたタヌの家。しかし、来訪理由がDYRA自身にもわからず、そのまま彼女は立ち去る。帰る場所を失ったタヌは、翌日、心配して様子を見に来たというDYRAと共に村を出ることを決めた。父親が書斎で大事に保管していた謎めいたアイテム『鍵』だけを持って。
 初めて村の外へ出たタヌは、夜でも人通りが多い世界に軽いカルチャーショックを受ける。そんな中、宿屋で焼き討ちの犯人かも知れない人物と遭遇した。その人物を調べるうち、DYRAが捜し求める男、RAAZも姿を現す。
 タヌは行く先々で手掛かりを求めながら両親を探す旅を始める。「死神」と恐れられる美女と共に。それがはるかな過去の「文明の遺産」をめぐる陰謀がはりめぐらされた世界を駆け巡る旅になるとは、このときタヌ自身、夢にも思わずに。
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