【長編SF】宇宙×超能力×ダークヒーロー×群像劇
百年に及ぶ銀河戦争は、エルドラード消失事件によって幕を閉じた。
しかし、平和が訪れたわけではない。戦火の傷跡は銀河の各地に残り、覇権を求める陰謀が今も暗躍している。
銀河統一暦026年――。
そんな時代を生きるのは、ひとりの青年――ケイ。
かつて名もなき惑星の戦場で孤独に育ち、超能力と研ぎ澄まされた戦闘技術を持つ彼は、賞金稼ぎ(バウンティハンター)として銀河の闇を渡り歩いていた。彼の相棒は、感情を持たぬはずの女性型アンドロイド
「アイ」。
2人は海賊ヴェルヴェットのキャプテン「シェーネ・フラウ」から依頼を受けた任務中だった。
そしてある夜、欲望と犯罪が渦巻く惑星
ルードゥス
の歓楽街
ビネス
で、謎の取引に介入し「白い粉」
を手に入れる――。
「何故オレは生きている?」
「何故生かされている?」
生きる理由を知るために生きるケイ、そんな彼を観測するアイ。白い粉をきっかけに彼らの運命は大きく変化していく。
それは2人をどこへ導くのかーー。
ケイとアイの旅路、海賊ヴェルヴェットの旅路、2本柱で物語が展開されていきます。
時間軸、世界観が複雑に絡み合います。設定も物語の中で少しずつ明かされていきます。未知なる宇宙の探索を、彼らと共に是非。
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数ある作品から拙作を手に取っていただきありがとうございます。参考までに、拙作での記号の意味を一部だけ載せてあります。
「 」通常の声
《 》マスク越し、スピーカー越しの声、音声
( )心の声
カッコ無し言葉 ( )よりも深い悟られようが無い心の声
『 』特殊用語、専門用語
【 】特殊条件下での話し手