私との離縁を求めるのですか？
私が魔女であるとご存知のはず。
しかし夫は聞く耳を持たずに、隣りにいるお腹が大きな女性を妻にすると言い張ります。
そこまでおっしゃるのでしたら、構いません。離縁いたしましょう。
そのことを後悔されないことを、願っておりますわ。
自由になった魔女は辺境の地で『魔女の薬屋』を始める。町の者たちから受け入れられ１年経ったある日、魔女を訪ねる者が現れた。
「魔女ならこの呪いをどうにかできると聞いたです」
ここから始まる魔女と聖騎士の契約婚。魔と聖の契約婚が交わされるのだった。
「契約の重複ですって！最悪です」
いや、予想外のことに頭を抱える魔女だった。
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＊この作品は短編の「魔女との契約婚で離縁すると、どうなるかご存知？」を連載したものです。
＊１話から６話までが短編の話になっております。
＊内容を不快に感じましたら閉じてください。
©Yasuzu
Shirakumo