ソード=マスターは、金に汚く、口も悪い槍使い。
酒と女と金のためなら命も張る。だが、それ以外のために働く気は一切ない。
そんな男が”少々”やらかして故国を追われ、流れ着いた先は、冒険者たちが一攫千金を夢見て挑む迷宮都市。
そこでソードは、
腹が減る現実に追われ、世界の狂気へ巻き込まれていく。
意図せず手に入れた奇妙な槍。
裏でうごめく胡散臭い連中。
そして、『世界』の意志。
すべてが、ただの冒険者ではいさせない。
これは、後に『大英雄』と呼ばれる男が英雄らしからぬやり方で駆け抜ける、自由で、最低で、どこか眩しい冒険譚。